日弁連/裁判員制度施行1周年「裁判員経験者の声を聴くパネルトーク」
市民が刑事事件の裁判に参加する裁判員制度が昨年5月に施行されて約1年経ちます。これまで数百件の裁判員裁判が行われ、2500人以上の人が裁判員を経験しました。裁判員となった市民はその初めてとなる経験にどう臨み何を思いどのような感想を持ったのか、実際に裁判員を経験した人たちの声をきき、課題を明らかにすることを目的に、6月24日、日本弁護士連合会の主催で、「裁判員経験者の声を聴くパネルトーク」の集会が弁護士会館クレオで行われました。弁護士・法律家や市民約300人が参加しました。
宇都宮健児日弁連会長は、「これまで2500人以上の人が裁判員を経験した。経験者の率直な感想を、制度をよりよい・ものにするために生かしたい」と開会あいさつ。つづいて、澁谷友光さん(青森キリスト教会ジョイフル・チャペル主任牧師、青森地裁の強盗性的暴行事件)、鈴木章夫さん(フリーカメラマン、千葉地裁の傷害致死事件)、高須巌さん(鍼灸師、水戸地裁の強制わいせつ致傷事件)の3人の裁判員経験者に、後藤昭一橋大学大学院教授、NHK報道局社会部の小林直記者、元東京高裁部総括判事の原田國男弁護士と日弁連裁判員本部委員の坂根真也氏弁護士の4人が報道・学者・法曹関係者の視点を踏まえたパネリストとして加わり、日弁連裁判員本部本部長代行の小野正典弁護士のコーディネーターですすめられました。裁判員経験者からは、「被告人、被害者の人生に大きくかかわることになるので」と強い緊張があったこと、2~3日間で判決を出した裁判について「単純な事件にしても早い」とのとまどい、「人生観が変わるほど深く考えさせられた」などが共通して語られました。また、本人証明の身分確認が何もされなかったことへの疑問も出されました。
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