韓国・朝鮮の遺族とともに遺骨問題の解決を-'07年夏全国集会(07月28日~29日 飛騨高山・名古屋)

7月28日から29日にかけて、実行委員会主催の「韓国・朝鮮の遺族とともに遺骨問題の解決を-'07年夏全国集会」(29日)と飛騨神岡・高山地区フィールドワーク(28日)が行われました。 2004年12月の日韓首脳会談で合意された日本の残された遺骨調査について、日本政府が誠実に対応することを求めて、民間からのとりくみを促進させるため、曹洞宗や真宗大谷派などの宗教者や、 民団や朝鮮総聯、韓統連など南北韓国・朝鮮の在日民族団体関係者、さらに平和フォーラムなどが広く参加して、昨年からとりくんできたものです。 本年は、遺骨の身元調査や遺族への返還を具体化していくとりくみとして、岐阜県の飛騨神岡鉱山でのフィールドワークを行い、遺族を含め59名が参加しました。 真宗大谷派の高山別院で「神岡鉱山と朝鮮人労働者」(講師・真相究明ネットの竹内康人さん)、曹洞宗の坂田徹応さん、大谷派の谷本修さんの報告による学習会を行った後、 バスでフィールドワークに発ち、神岡鉱山の視察や遺骨の発見された3つの寺(両全寺・洞雲寺・本教寺)での法要を行いました。 フィールドワークは、下嶌義輔さんの案内で、浅井ダム見学の後、両全寺で金文奉さんの遺骨の引き渡し式。 その後、神岡鉱山跡(上部構造物)を見学しました。強制労働体験者の金得中さんが過去を思い起こして説明をしてくださいました。 曹洞宗 洞雲寺で、神岡鉱山関係の犠牲者81名を供養する献花式が行われました。 曹洞宗の工藤英勝さんが、犠牲者の名前と本籍地、没年月日を読み上げる中、菊の花を参加者が献花しました。 その後、高山市の本教寺で、本殿に同寺に安置されている遺骨、数十壺を並べて、供養祭が営まれました。 両全寺で、遺骨の発見された金文奉さんのご遺族の金大勝さんの希望にそってに寺院から遺骨を返還したことは大きな成果です。
29日の全国集会には、全国から150人が参加しました。集会では、韓国から急きょ参加した強制動員被害真相究明委員会の朴聖圭事務局長や恒久平和議連の近藤昭一衆議院議員のあいさつ、 神岡鉱山に労務動員された金得中さんの証言、宗教者や各地のとりくみ報告が行われました。 基調報告で、上杉聰共同代表は、飛騨市の調査過程で戸籍受付帳が大量発見されたことを報告し、全国に残されている戸籍受付帳を政府に整理収集させる運動を今後の課題として提起。 集会は最後に、この点を含め、日本政府が誠実に対応する朝鮮人労務動員者の遺骨調査・返還、人道上の誠意ある対応を強く求める決議を採択しました。
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