第46回護憲大会 開会総会 連帯あいさつ      2009年11月01日
                               民主党衆議院議員   平 岡 秀 夫
プロフィール 衆議院議員(山口県2区)。1954年山口県岩国市生まれ。東京大学法学部卒。1976年に大蔵省職員。以後、東海財務局部長、東京国税局部長、内閣法制局参事官、国税庁法人税課長などを歴任。1998年弁護士登録。2000年に衆議員初当選、現在5期目。民主党では、国対副委員長や政策調査会副会長、「次の内閣」金融副大臣を務めた理論派。
【ホームページ】  http://www.hiraoka-hideo.jp/
   みなさまこんにちは。ただいま、ご紹介に預かりました民主党の平岡秀夫と申します。本日は憲法理念の実現をめざす46回大会、まことにおめでとうございます。また、この機会にこうしてみなさま方にお話をする機会を与えていただきまして、ありがとうございます。
 みなさんもご案内の通り、8月30日、第45回総選挙が行われまして、政権が交代することになりました。この政権交代、ただ単にこれまでの自公政権から民主党、社民党、国民新党の連立政権に代わるとか、あるいは官僚主導の政治から、政権から、政治主導の政権へ代わるというだけではなくて、初めて国民のみなさまが、自らの手で政権を選んだというそういう意味での政権交代、議員直結型の政権交代であったと思っております。こうした政権交代、まだまだ始まったばっかりでありまして、本当に国民のみなさまが政権を選んでいくということができるという、そういう政治をこの日本に定着させていかなければならないそのことを改めて強く感じているところであります。今回の総選挙で実は私もたたかっておりましたけれども、民主党を何が何でも支持するよ、あるいは、民主党を中心とする連立政権を何が何でも支持するよ、そういう雰囲気では実は無かったような気がします。いろんな意味で、民主党の掲げているマニフェストについても必ずしも賛成はできないけれども、いままでの自公政権がやってきたことを考えればこの政治を何とか変えてほしい、そんな思いで政権交代を選んだ国民の方が大勢おられたと思います。私は山口県というところの選挙区でございますけれども、私の選挙区のなかにも米軍岩国基地というのがあります。昨年4月に、全国統一国政補欠選挙というのがあったのをみなさん覚えておられるかどうか知りませんけれども、あったんです。全国でたった一箇所、私の選挙区でありまして、私、その補欠選挙に出ましてたたかったんでありますけれども、そのとき、多くの有権者のみなさんが米軍再編を巡って厚木基地から、岩国基地へ空母艦載機60基移駐させることにあたって、ときの政府がときの政権が、地元に対してまったく、十分な説明責任を果たすことも無く、当時建設進行中であった岩国市役所の建設補助金35億円を、空母艦載機を請負しないという市長の表明のなかでカットするというそういうアメとムチの政策で迫ってきたわけであります。このような自公政権の知らしむべからず、よらしむべし、こうした政治に対して、多くの有権者が怒りを感じ、私をその補欠選挙で当選させてくれたわけでありますし、そのことが、今年行われた総選挙でも、私は大きな政権交代への原動力、推進力になったというふうに覚えています。
 しかし、政権は代わってもみなさん方が考えている憲法理念を中心とした政治政策の実現というのはそう生易しいものではない、このように思っています。憲法理念のなかに示されている国民主権、人権の尊重、平和主義、どの一つをとってみても、政権が代わったからすぐに変わるという状況ではないような、私は気がしています。たとえば人権問題についても、人権侵害救済機関を作ろうという動きについても、まだまだ官僚の世界、あるいは、自民党の世界ではこれに対する抵抗が多いという状況のなかで、実現することにもこれからいろんな困難があるだろうというふうに思います。平和主義の問題についてみても、私、民主党の核軍縮議員連盟の会長というのをやっておりますけれども、私たちが核の廃絶をめざしてがんばろうとしていますけれども、依然として、核抑止力、核の傘というものについて、信奉する日本の官僚あるいは野党となった自民党、そして民主党のなかにも、核抑止力に対しての頭が切り替われない人たちもいる、こういう状況であります。これから、私たちがしなければいけないことは何なのか、私も民主党の国会議員の一員として、国会議員の憲法理念が生かされるような、そうした活動を行っていくつもりでありますけれども、大事なことはやはり、国民のみなさまが、普段の活動のなかで憲法理念を生かしていくための活動をしっかりと行っていただくことが大事だと思います。憲法を守っていくためには、みなさん、国民一人ひとりの不断の努力が大切であることは憲法にも謳われているところであります。どうか、日ごろの活動を通じて、憲法理念の実現がかないますように、みなさん方のご努力をご期待申し上げまして、本日の大会のお祝いのごあいさつとさせていただきます。ともにがんばりましょう。

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