| 第46回護憲大会 閉会総会 特別提起 2009年11月03日 「エネルギー政策の転換を求めて」 福井県平和センター事務局長 水 上 賢 治 |
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おはようございます。紹介をいただきました、福井の水上でございます。私は原発立地県会議の事務局も担当しておりますので、福井県平和センターというよりも、立地県会議の事務局の立場で問題提起を若干させていただきたいと思います。
まずプルサーマルの問題でございます。ご案内のように玄海原発、MOX燃料装荷されてしまいました。このあと11月の初旬、原子炉を起動し、そして試運転をやって、12月の初旬頃から本格的な運転再開に入る、そういった状況になっています。さらにこの玄海に続いて、伊方、浜岡、高浜、この3つの原発でも来年度中にはプルサーマル実施をしよう、そういう動きが強まっています。 時間の関係もございますのであまり詳しくは申し上げませんが、問題なのは、MOX燃料を使うことに対する安全性の問題は当然でございますが、その使用済みMOX燃料をどうするのか、そういったものがきちんと決まっていない段階で見切り発車をして既成事実を積み上げ、そして最終的には全電力会社でプルサーマルをやっていく。そういった考えに強く怒りを感じるわけでございます。私たちはさらに横の連携を強めながら、このプルサーマル反対の運動を力一杯やっていきたいと考えておりますので、こういったたたかいにもご理解とご協力をお願いしたいと思います。 次に、核燃料サイクル計画で高速増殖炉と並んで両輪と言われます、再処理工場の問題でございます。ご案内のように、ガラス固化体製造の行程でトラブルが多発しております。アクティブ試験が中断していることはご案内の通りでございます。これまで、このアクティブ試験の終了目標を17回も変更しています。いま現在、来年10月にアクティブ試験の終了を目標に掲げていますけれども、とてもうまくいくような状況ではないと思っています。いずれにしても、この再処理工場の問題でいうと、再処理の行程のなかで放射能を垂れ流すようなこんな危険な再処理工場を絶対稼働させてはいけないと私たちも考えております。是非とも現地でのたたかい、色々これから計画されていると思いますけれども、そういったたたかいにも是非ともみなさん参加をして、みんなの力で再処理工場を稼働させない、そういったとりくみを力一杯やっていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 次に、私どもが抱えております、もんじゅの問題でございます。ご案内のように、8月の12日に原子力機構は、来年の3月までにもんじゅを再開したい、そういうスケジュールを明らかにしました。そしていま現在、使用前の準備・点検をやっている最中でございます。12月中にはこの準備・点検が終わる、そういったことも発表しております。しかし、再開に向けたスケジュールを発表した後も、9月に2回、10月に2回、ナトリウム検出器の誤作動を起こしております。こんないい加減な工事をしている原子力機構が、14年も止まっているもんじゅ、隅々まで点検をしたから運転を再開しても大丈夫だ、そんなことを言われても誰も信じるわけにはいかないと思いますし、私たちはあくまでももんじゅ運転再開反対、そのスタンスで今後も力いっぱいとりくみをやっていきたいと思っています。 みなさん、国や原子力委員会が描いている原子力政策の最終的な青写真、そういったものをご存じでしょうか。もしいまここでもんじゅの運転再開を許してしまうと、2025年には高速増殖炉の実証炉、2050年には実用炉を動かす、そういったスケジュールで動いてゆきます。そして、実用炉が動いてしまえば、その後60年をかけて全国各地にある軽水炉原発、これを全部高速増殖炉に立て替えてゆく、それが最終的な青写真の姿でございます。こんな夢物語のような考え方は、私たちはここできちんと潰していかなければいけない、そういうふうに考えています。 今年12月5日、現地敦賀でもんじゅ全国集会を開催します。是非とも全国各地から、一人でも多くご参加いただいて、私たちといっしょにもんじゅを廃炉に、運転再開をするな、そういった声を上げていただきたいと思います。 本当はもっと色々報告したいんですが、時間の関係もありますので、課題だけ少し報告したいと思います。 いま現在、原発の新規増設の山場を迎えております。上関原発の建設の問題、そして川内原発をはじめ増設の問題で、全国各地でいろいろ動きがあります。そういった問題。さらには原発の震災の問題、老朽化、原発の安全性や運転延長の問題、さらには原発の廃炉・解体の問題、最終処分の問題、こういった問題を、全国各地でそれぞれ抱えて運動をやっています。そういった課題にも、みなさんご理解とご協力をお願いしたいと思います。 いずれにしても、私たちは誰もが安心していく環境を作りたい、そのために危険と隣り合わせの原発を中心としたエネルギー政策から、自然循環型のエネルギー政策への転換を求めて、脱原発運動を今後も力一杯とりくみをやっていきたいと思っています。是非とも反原発の運動に今後もご理解とご協力をお願いしたい、そういったことをお願いして、私からの提起に代えさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 |
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