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「川内原発増設反対九州ブロック総決起集会」鹿児島市で開催

2010年09月11日

 「ぎんぎらぎん」という言葉がふさわしいのかどうかは別にして、9月11日13時の鹿児島市中央公園は猛暑の夏にふさわしい、厳しい日差しを浴びていました。九州各県から集まった1200人を超す仲間たちは、暑さに負けることなく、川内原発3号機増設を絶対に許さない熱い思いを確認し合いました。最初に発言に立った川内原発増設反対県共闘会議の荒川譲議長は「重要電源開発指定を阻止し、川内原発3号機増設を絶対に認めない。危険な原発に頼らず自然エネルギーを中心とした政策に転換すべき。」と表明しました。多くの方の議論も、電力は不足していない、159万キロワットの大原発がなぜ九州に必要なのか、核のゴミはどうするのかというもので、多くの疑問が投げかけられました。

 また、「鹿児島の海はめちゃくちゃになっている、原発の南側はひじきもわかめもテングサも全滅した」との衝撃的な報告もありました。原発が温暖化対策にならないことはもちろんのこと、放射能は目に見えず静かに私たちの環境を破壊しています。将来の子どもたちに、原発を、核のゴミを押しつけない、さんさんと輝くこの太陽を利用して優しい豊かな社会を残していこうとの思いを、さらに強くしました。

 薩摩川内市では、原発の是非を市民全体に問おうではないかと、市民投票条例の制定に向けた運動も進んでいることが報告されました。国の政策や企業の論理ではなく市民の生活者の思いが生かせる地方自治の確立が求められます。
100911kagoshima1.JPG 集会後、猛暑の中を1200人の仲間たちは、天文館からいずろ通りの繁華街を、原発増設反対を訴えパレードを行いました。

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