声明・申し入れ、2015年

2015年07月06日

日朝国交正常化連絡会2015年総会アピール

ア ピ ー ル

   今年は日本の敗戦70周年の年である。謙虚に歴史を直視し、事実を事実として記憶しつつ、日本国家の歩みを平和と友好の道へと導くことは、今日を生きる私たちの使命にほかならない。
   しかし、安倍政権は再び日本を戦争の道へと引きずり込もうとしている。私たちは安倍政権のたくらみに断固として反対し、核や戦争の恐怖から解放された平和な未来を願っている。
   戦後70年にしていまだに国交のない朝鮮民主主義人民共和国と、人と人との信頼に基づく新たな関係を開くことは、戦争と植民地支配に対する日本の責任を果たすための一歩となる。日朝交渉を通じて、日朝間の諸懸案を解決し、国交正常化を実現してこそ、東北アジアの平和は定着していく。私たちは東北アジアの緊張緩和が進まず、日本政府が歴史に逆行しようとする今、日朝国交正常化の実現をあらためて強く訴えたい。
   私たちは、日朝平壌宣言の原点に立ち戻り、敵対から友好へと新たな歴史へと踏み出すため、日本社会みずからが変わっていくことを誓うとともに、朝鮮民主主義人民共和国の人びとを含めた東北アジアのすべての人びとへ、非核と平和の実現を心から訴えたい。

東北アジアに非核平和の確立を!日朝国交正常化を求める連絡会

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