声明・申し入れ、2006年

2006年06月15日

蒲谷亮一横須賀市長に対する緊急抗議及び要請書

 原子力空母の横須賀母港化を許さない全国連絡会ほか
 
 
横須賀市長 蒲谷亮一 殿
 
緊急抗議及び要請書
 
原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会
共同代表  呉東 正彦
三浦半島地区労働組合協議会
議 長    三影 憲一
原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会
共同代表  宇野 峰雪
同     呉東 正彦
同     早坂 公幸
同      鈴木  保
原子力空母の横須賀母港化を許さない全国連絡会
共同代表  江橋  崇
同     宇野 峰雪
同     呉東 正彦
同      西尾  漠
 
 6月11日の市議会の全員協議会で、蒲谷市長は、原子力空母配備を容認する発言をしてしまいました。これは、選挙公約、あなたのこれまでの発言、そして危険な原子力空母母港化に反対してきた市民、市議会の意思に反するものです。
 
 しかし、あなたが述べてきたとおり、『事故が起きないと言われてもやっぱり事故は起こる可能性がある』のです。そして原子力空母の原子炉の事故が一旦起きれば、先日提出した報告書のとおり、100万人以上の死者が出ると予測されているのです。
 
 従って、私たちは昨日のあなたの原子力空母配備を容認する発言に強く抗議するとともに、以下の行動を速やかにとること、これに対する回答を速やかに出されることを求め、なされない場合には、市長の発言を撤回させるため、あらゆる行動をとることを通告いたします。
 
1. 昨日の原子力空母母港容認発言を撤回してください。
 
2. 13日に提出した原子力資料情報室による報告書の原子力空母の原子炉事故が一旦起きれば、100万人以上の死者が出るという内容に目を通されていますか。
 
 また、7月には、原子力空母の原子炉の安全性を検証するため、米国から専門家ゴードン・トンプソン氏を招き、レポートの報告を受けますので、是非聴いてください。
 
 そして、あなたは本当にきちんと、国の回答書に目を通して検討していますか。きちんと読めば、国の回答書は市の質問にはまともに答えておらず、ファクトシートの内容をオウム返しになぞるだけのものです。市民の安全を守るため、速やかに再質問書を出してください。
 
3. 型空母の可能性は皆無であるという外務省の説明は誤っています。現に米国議会は現時点でも、通常型空母ケネディーの退役にストップをかけています。あなたは外務省の説明を鵜呑みにする以外に、横須賀市として独自の情報収集の努力をしましたか。
 
4. 原子力空母のための浚渫工事は、先日の要請書に記載したとおり、港湾法の趣旨そのものから、不許可にでき、また不許可にしなければならないものです。この点について直接法律的に説明申し上げたいと思いますので、説明を聞く場を設けてください。
 
5. 6月8日の意見を聞く会は、過半数の人たちが発言しておらず、また選ばれなかった多数の市民も発言を求めています。
 
 この問題についてさらに意見を聞く会を開き、市民アンケート等を行い、あなたの判断についての市民の信を問うため、住民投票を実施して下さい。
 
 
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