4月, 2024 | 平和フォーラム - パート 2

2024年04月09日

4.23緊急院内集会「『共生』を阻む2024改定入管法案」のご紹介

3月15日、「入管法」「入管特例法」「技能実習法」の「改正」案が閣議決定されました。しかしこれら「改正」案は、共生社会を実現するどころか、むしろ新たな排除や差別をもたらすものと指摘されています。

この問題について、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)が主催する緊急院内集会が4月23日(火)に開催されます。平和フォーラムとしても協力していることから、以下の通りご紹介し、ご参加を呼びかけます。

【緊急院内集会】 「共生」を阻む2024改定入管法案
―奴隷制度を引き継ぐ「育成就労」制度、そして永住許可取消し

#永住許可の取消しに反対します
#2024年入管法改悪にNO!

日本はすでに「移民社会」です。
しかし、2024年3月15日に閣議決定された入管法、入管特例法、及び技能実習法の「改正」案は、政府の目指す「共生社会の実現」には逆行する内容となっています。このような法「改正」は、これまでの欺瞞を継続するばかりか、新たな排除や差別をもたらすものであると断ぜざるを得ません。
私たちが求めているのは、「移民社会」の実態にふさわしい移民政策です。人間を人間として受け入れ、尊厳と権利を尊重し、安心して安定的に暮らすことができる政策への転換が必要です。私たちは、今あらためてここに、互いに違いを尊重しあう社会、「公正な移民社会」を求め、以下のとおり緊急院内集会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:4月23日(火)12時~13時30分
参加方法:
① 参議院議員会館講堂(メディア・一般/要申込)
② YouTubeでの同時配信視聴
主催:NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)
協力:外国人技能実習生権利ネットワーク、外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)、外国人人権法連絡会、人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)、人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)、日本カトリック難民移住移動者委員会(J-CaRM)、フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)
問合わせ:smj@migrants.jp

》参加申し込み方法や詳しい集会内容は、こちらをご覧ください(移住連ウェブサイトへ)《

2024年04月05日

憲法審査会レポート No.33

4月4日、衆議院憲法審査会が開催され、幹事選任の手続きのみ行われました。来週の4月11日以降、この間のような定例的な開催になるのかが注目されます。

2024年4月4日(木) 第213回国会(常会)
第1回 衆議院憲法審査会

【アーカイブ動画】

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55104
※「はじめから再生」をクリックしてください

【会議録】

※公開され次第追加します(おおむね2週間後になります)

【マスコミ報道から】

衆院憲法審 今国会で初めて開催
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240404/k10014412211000.html
“今の国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が開かれ、幹事を選任する手続きが行われました。今後の日程について、自民党は来週、審査会を開いて自由討議を行うことを提案し、立憲民主党は持ち帰って検討すると伝えました。”

衆院憲法審が初開催 裏金問題のあおり受け開催遅れ
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1095328
“衆院の憲法審をめぐっては、これまで立憲民主党などが委員のなかに自民党の派閥の裏金事件に関係した議員がいることから開催に反発。”
“自民党側が3日、処分の対象となった3人の議員を委員から外したことで開催にこぎつけました。”

衆院憲法審が今国会初開催、自由討議の11日開催で調整
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA03EMR0T00C24A4000000/
“逢坂氏は自民党の対応を「一定程度整理された」と評価した。不記載額が500万円以下だった議員2人が委員に就いたままだと指摘し「国民が納得するのか。与党には問題を明らかにしてもらいたい」とも言及した。”

衆院憲法審、11日に今国会初の実質審議へ 裏金議員の幹事3人交代
https://www.asahi.com/articles/ASS442DBVS44UTFK006M.html
“立憲の逢坂誠二・野党筆頭幹事は4日、記者団に「委員の正当性に異議があると申し上げてきたが、一定程度整理された」と理解を示した。自民の提案する11日の実質審議入りについて「今のところ開催できないという理由はない」と述べた。”

今国会初の衆院憲法審、首相の目標実現は視界不良 維新は立民を牽制「わきまえて」
https://www.sankei.com/article/20240404-N3RZBXETIFLIHG6SMINIXHQQNE/
“…自民は4日、党本部で憲法改正実現本部などの合同会議を開き、改憲項目の絞り込みなどの戦略を練った。党重鎮は首相の目標を念頭に「時間はそれほど残されていない」と述べた。”

【参考】

衆院憲法審の動き/逢坂誠二 #7765
https://ohsaka.jp/15414.html
“今回は、裏金処分議員3名の交代が行われたことを受け、一歩前進と受け止めて、審査会に臨むこととなりました。

しかし、裏金の説明は皆無、総理発言への対応も不明、さらに憲法審には処分は受けていない裏金議員がまだ2名おります。こうしたことを、これからも丁寧に与党筆頭と協議したいと思います。”

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著者:吉田はるみ(立憲民主党・衆議院議員)
新垣邦男(社会民主党・衆議院議員)
打越さく良(立憲民主党・参議院議員)
杉尾秀哉(立憲民主党・参議院議員)
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編集:フォーラム平和・人権・環境
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内容:A5判並製・76ページ
定価:本体900円+税

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