10月, 2007 | 平和フォーラム

2007年10月31日

えん罪をなくせ!狭山事件の再審を求める10.31市民集会(日比谷野音)

「狭山事件の再審を求めるる市民集会―えん罪なくせ!いまこそ司法民主化を!」が、10月31日、東京・日比谷野外音楽堂でひらかれ、全国から3000人が参加しました。 集会では無罪をかちとった志布志事件の元被告と、袴田事件の袴田巌さんの姉、痴漢えん罪で再審を訴える男性が、当事者としての立場からアピール。 事件の真相とともに取り調べの可視化など、日本の警察、司法のあり方を変え、えん罪をふせこう、とよぴかけました。

 石川一雄、早智子さんは、100万署名達成へのお礼と、報告集会で多くの人と出会い力をもらった、私たちもがんばる、と決意をのべました。 中山武敏・主任弁護人は、3月に続きさまざまな新証拠・鑑定書を準備している、全証拠開示、取り調べの可視化など、ほかのえん罪事件と連帯し、司法を変えるためにがんばると語りました。
 集会基調で部落解放同盟の松岡徹書記長(参議院議員)は、さらに署名活動をつうじて世論を高めよう、事実調べと証拠開示を実現させよう、と訴えました。 また、えん罪事件で共通するのは自白偏重、そしてそれを追認する司法の問題をあげ、可視化法が重要、と訴えました。
 集会後は、えん罪をなくせ、法制化をはかれと、国会請願デモを行いました。

2007年10月30日

テロ特措法反対署名提出行動(衆・参院)

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10月30日、平和フォーラムは国会を訪れ、衆議院副議長の横路孝弘さんと、参議院議長の江田五月さんに、「テロ特措法の廃止と海上自衛隊のインド洋からの撤退を求める緊急署名」約30万筆分を、提出しました。

2007年10月25日

テロ特措法・イラク特措法は廃止を!在日米軍再編を許さない!全国集会(日比谷野音)

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10月25日、日比谷野音で平和フォーラムをはじめとした実行委主催の「テロ特措法・イラク特措法は廃止を在日米軍再編を許さない全国集会」が開催し、全国の仲間2000名が参加しました。 主催者あいさつにたった福山真劫平和フォーラム事務局長は、a.守屋前防衛省事務次官の証人喚問により腐敗とウソの防衛省の体質を暴いていく、 b.米軍による侵略を許さず新テロ対策特別措置法案(給油継続法案)に反対する野党を支えていく、c.米軍再編に反対し、基地を抱える自治体の運動を全体で共有していくことを提起し、 自公政権と対決し衆議院選挙に勝利していこうと訴えました。 国会情勢報告で、民主党の近藤昭一衆議院議員は、国際貢献というが多くの市民を殺している実態があり給油継続法案と名称を変えているが新テロ特措法案には反対していく、 平和は平和を手段としてしか作れないと訴えました。社民党福島瑞穂党首は、アフガンの人を殺すために税金が使われていることを許さず廃案のためにたたかっていくと決意を述べました。 集会では平和フォーラムが取り組んできた福田内閣による米国への戦争支援に反対し、テロ特措法の改正反対を求めた団体決議(1,428団体)全国署名(275,943筆)を両党代表に手渡しました。 集会終了後参加者は、国会請願デモを行いました。

チラシ(pdf)

2007年10月21日

米軍岩国基地海兵隊員による集団暴行事件に対する抗議声明

フォーラム平和・人権・環境事務局長 福山真劫

 米軍岩国基地(岩国市)の海兵隊員が、10月14日、広島市内の女性に集団で性的暴行を行ったとして、広島県警が容疑者4人を特定して捜査を行っていることが10月19日明らかになった。またしても、米軍兵士による凶悪事件である。

 平和フォーラムは、米国政府および日本政府が、容疑者の海兵隊員4名の日本側への身柄引き渡しを直ちに行い、徹底した捜査により、日本の法律に基づいて厳正に処分すること、被害者への謝罪と補償を十分に行うことを要求する。 加えて、繰り返される米軍兵士による凶悪犯罪に対して、日米両政府に再度このような事件が引き起こされないよう特段の措置を求めるとともに、捜査や再発防止の妨げとなっている「日米地位協定」の抜本的見直しを求める。

 岩国は、米軍艦載機の移転問題に対して、受け入れ拒否の声を上げている。そこには、米軍基地の拡大・強化が、爆音の被害、事故の可能性、環境への影響、米兵犯罪など、市民の生活の安全に大きな不安を与えている事実がある。

 2006年1月3日には、横須賀で米海兵隊員が現金強奪を目的に女性を殺害した。直前の2005年 12月22日には、八王子の小学3年生3人がひき逃げされ、2007年7月5日には、再び横須賀で女性2人が刃物で刺されるという事件が起きている。この数年においても30件近くの強盗・傷害・殺人・性的暴行などの米軍兵士による凶悪事件が、最大の米軍基地を抱える沖縄を中心に、神奈川、東京、長崎、岩手など全国で続発し、そのたびに住民を不安に陥れている。

 1995年の米海兵隊員3名による少女暴行事件は記憶に新しい。当時8万5千人もの沖縄県民が宜野湾市で開催された抗議集会に結集した。あれから10年を超える月日が経過したが、米軍兵士による凶悪事件は後を絶たない。日米両政府は、あの沖縄県民の思いを、そして現在の状況をどのように理解しているのか、大きな疑問を抱かざる得ない。

 平和フォーラムは、在日米軍基地および軍が、世界平和の実現に何らの寄与もせず、逆に住民の生活の安全・安心、生命と人権を脅かし続けている事実に、大きな抗議の声を上げ続けるとともに、米軍再編による基地機能の強化・拡大に反対し、基地の縮小・撤去を求め闘いを強化していく。

2007年10月21日

横須賀ピースフェスティバル(横須賀)

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10月21日に神奈川県横須賀市の三笠公園で、反核・平和・反基地運動に取り組む労働組合や市民団体が集まり、「ピースフェスティバル」が開かれました。 1986年に始まったピースフェスティバルは今年で22回目です。

2007年10月20日

第18回合成洗剤追放全国連絡会総会(全水道会館)

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合成洗剤の環境等から、反対運動を続けている「きれいな水といのちを守る合成洗剤追放全国連絡会」は第18回総会を10月20日、全水道会館で開催し、全国から100人が参加しました。 活動方針では、合成洗剤を含めて化学物質をめぐる状況が新たな局面を迎えているなか、化学物質排出管理促進法(化管法=PRTR)の見直しへの意見の反映、 GHS(有害物質の世界共通絵表示制度)や、ヨーロッパでの新たな化学物質の規制(REACH)も含めて、環境省など政府や政党への要請を強めていくことなどを確認しました。 また、参加者から各地の取り組み報告が行われました。 総会に引き続いて、農薬問題などで活動している、「反農薬東京グループ」代表の辻万千子さんを招き、農薬や殺虫剤など身近な化学物質によって引き起こされている様々な問題について、 「身の回りの農薬や有害化学物質を減らそう」と題して、講演・学習会が行われました。

2007年10月20日

とめろ!テロ特措法 やめろ!日米軍事再編 来るな!第1軍団司令部行動in座間・相模原(座間公園)

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10月20日、神奈川県座間市の座間公園で、神奈川平和運動センターなどが主催して「とめろ!テロ特別措置法 やめろ!日米軍事再編 来るな!第1軍団司令部」集会が開かれました。 集会には、県内外から約700人が参加、座間・相模原両市内を2.5kmにわたってデモ行進しました。 またキャンプ座間正門前では、第1軍団司令部の移転や、その前段となる軍用車両ハンビーの搬入に抗議する申し入れを行いました。

2007年10月18日

米軍は百里から出て行け!日米共同訓練反対!百里基地抗議集会(百里平和公園)

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10月15日から19日まで、茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地で、在日米軍再編にともなう米軍戦闘機の移転訓練が行われました。 移転訓練を行ったのは、青森県三沢基地に所属する米空軍F16戦闘機5機と、米軍兵士約50人です。 茨城平和擁護県民会議など4団体は10月18日に、現地百里での訓練監視活動、自衛隊基地への抗議申し入れ、抗議集会を実施し、 県内外から100人が集まりました。

2007年10月15日

東京沖縄県人会・沖縄戦首都圏の会/教科書検定意見撤回を求める総決起集会(星陵会館)


星陵会館での様子

 沖縄戦の「集団自決」での日本軍の命令や強制などに関する表現が教科書検定で削除された問題で、10月15日に9・29沖縄県民大会実行委員会が上京し要請行動を展開しました。同日、国会近くの星陵会館では東京沖縄県人会と大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会(沖縄戦首都圏の会)主催の「教科書検定意見撤回を求める10・15総決起集会」が開かれ、会場あふれる600人以上、約20人の国会議員が参加しました。主催者を代表して川平朝清東京沖縄県人会会長が「教科書を見てみたが沖縄戦の記述そのものが少なすぎる。文部科学省が主導しているのは明らか。県人会は青少年の健全育成の立場からこれに反対する」とあいさつ。沖縄戦体験者である上江田千代さん(元ひめゆり部隊)は、「日本軍がいなかった島では集団自決は起きていない。これだけを見ても軍の関与は明らか。艦砲射撃の中を走っては伏せ走っては伏せて逃げた。自分も手りゅう弾をもらい白決しようとしていた」と自らの体験を述べました。

 

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